必ず一度「却下されることになっている」わけではありません。

私の主人はアメリカ人です。相模原市在住で、一番近い川崎市にある入国管理局横浜支局で手続きを行いました。私たちが遭遇した問題は以下のとおりです。
1 法務省の手続き案内文の英訳の質が悪い。主人が呆れていましたが、日本人の英語に慣れているせいもあったのでしょう、何とか解読してました。
2 申請書類は日本語で記入するようになっているので、結局、妻の私が中心に記入することになりました。主人は自主的に手続きの詳細を自分で調べていたのですが、実際に書類を準備する段階になると、かなり日本語に堪能でないと自力で準備するのは無理だと思います。配偶者などに頼らざる得ないでしょう。
3 一番時間がかかったのは、結婚に至る経緯を説明する作文でした。A4の紙1枚くらいだったでしょうか。おそらく結婚詐欺を見分けるためかと思いました。私たちは、日本に来る前にアメリカで結婚して10年ほど経っていたので、○○年に結婚して、○年に親に紹介したとか、具体的に書くようにしました。手書きだったので骨がおれました。
4 私はビザ申請の時に一度入国管理局に行っただけで、在留資格の申請書を提出する時は、主人一人で行きました。主人によると、申請書を提出すると、すぐ却下されたそうです。
ところが、数日後、同じ申請書を提出すると、今度は受理されました。理由が不明ですが、主人は「どの申請書も一度却下されることになっていることになっているのでは」と解釈しています。意味不明です。その後は、特別なトラブルもなく審査が進んで在留資格を得ることができました。入国管理局から遠方に住んでいる人にとっては二度来ることになるので大変でしょう。
以上、お役に立てれば幸いです。
【行政書士からのひと言コメント】
申請時に却下(=申請書自体を受け付けてもらえない)理由として、申請書の不備があります。写真も3ヶ月以内のものでないといけません。よくあるのは、何年も前に撮ったパスポートと同じ写真を貼るとその場で却下されます。
また、写真のサイズにも注意です。顔の大きさが小さすぎるとNGです。
その他申請書に何らかの不備があったものと思われますが、何の訂正もなくまた出して受理された理由は不明です。申請書などに問題がなければ、通常は受付してもらえます。必ず一度「却下されることになっている」わけではありません。
申請書を受け付けてもらえない場合は、通常理由を言ってくれます。また、申請後に許可にならなかった場合は、理由を聞きに行けば教えてもらえます。
不許可理由をクリアして再申請すると許可になることがあります。いずれにしても、不明点は入管職員にきちんと聞きましょう。
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