2018-07-04

想像以上に時間と手間が必要です。

去年の11月に日本出身の旦那とタイ出身の私で結婚しました。そのときに結婚の手続きが大変だったと言うお話について書きたいと思います。

私の場合はもともと永住権を持っていたので、結婚の手続きだけだから簡単かなと思っていましたが、甘かった。

結婚の手続きを始めたのは日本での届け出の3ヶ月程前からで、ざっくり言ってしまうと
①タイで結婚の届出をしてから日本でするパターン
②日本で届出をしてからタイでするパターン
と大きく2つに分かれます。

私たちは②の、日本での届出→タイで届出、という順番を選びましたが、日本での手続きをするだけでも、普通の日本人の夫婦のように「市役所に行って届出を出して終わり」とはいきません。

まず日本の市役所に届出をする為に、「婚姻要件具備証明書」という書類が一緒に必要になるのですが、その「婚姻要件具備証明書」を取得する為に、
1.まずタイの出身地の市役所で「独身証明書」を取得して、
2.それをタイ国内の外務省で認証してもらい、
3.さらに日本にあるタイ領事館(東京と大阪にしかありません)に「独身証明書」持って手続きして、
4.ようやっと発行してもらえます。

私たちはこの「婚姻要件具備証明書」を取得するのに3ヶ月程時間がかかりました。そしてようやっと日本の市役所に行って婚姻届と一緒に「婚姻要件具備証明書」を提出して、ようやっと日本の戸籍上で夫婦になりました。

しかし、そこからさらにタイでの結婚届の手続きにはいります。順を追って説明すると、
5.届出をした日本の市役所で「婚姻届受理証明書」なる書類を発行してもらい
(これは婚姻届が受理されればすぐに発行してもらえます)、
6.日本の外務省で「婚姻届受理証明書」を「認証」してもらい(海外で使えるようにする為の手続きみたいなものでした)
7.認証した「婚姻届受理証明書」を翻訳してタイの外務省に行き提出
8.そこでタイでの認証をもらって
9.そこでようやっとタイの地元の市役所にて、結婚の届けをする事ができました。

普通にお互いの地元の市役所に行けばいいだけかと思っていましたが、まさかこんなに手間がかかるとは。

ただ代行をお願いするとかなりの費用がかかるので、あらかじめ十分に調べておいて、結婚の挨拶などにかこつけてお互いの国を行き来するときに済ませてしまえ
ればいいのかなとも思います。

手続きとしては以上になりますが、上に書いた以外に意外と手こずったのはお互いの地元の市役所への説明で、市役所の職員さんも国際結婚の手続きとかはほとんどあつかった事がなかったので結構説明に手こずりました。

話が難航するようなら、ベテランの職員さんに取り次いでもらって話をした方が、いくらかスムーズに進むかもしれません。

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